自分が小さい頃、学校の理科の先生が「カッパ天狗南蛮人説」なる独自の見解を授業にて熱弁していた
当時先生が話していた内容はうっすらとしか覚えていないが、いい大人になった今、改めて考察したい
まずはカッパ
言わずと知れた日本の妖怪だ
西遊記の沙悟浄はカッパであるが、これは日本のみにおいての設定であり、本場である中国では元々、天界の役人であった者が、天帝の宝である玻璃の器を割ってしまい、厳しい拷問の末、下界に落とされた妖怪となったモノだそうだ
このカッパの象徴とも言える「皿」
皿の水が乾くと死ぬなんてことも言われているが、この皿がポイント
誰もが見た事があるであろうフランシスコ・ザビエル
頭頂部を剃り上げた「トンスラ」という当時の宣教師のヘアスタイルである
キリストが十字に架けられた際にかぶせられた、イバラの冠を模したとされている
というわけで、「カッパは日本に漂着した南蛮人宣教師なのではないか?」
つまり、日本に漂着してしまったうえに、捕まるのではないかと恐れ人里に降りてくる事ができず
山に籠り、生活していた南蛮人宣教師が川で行水でもしているところを見られた
それが伝わり、尾が付き,ヒレがつき、くちばしが付き、、、といった具合で。。。
天狗も同じ理屈で説明できる
日本は島国であり、他民族の侵攻も、交流もほぼなかった(それにより独自の文化が形成された 個人的には肯定的にとらえている)
当時の庶民は西洋人なんか見た事も無い
ここで、ペリー提督が来航した際の肖像画を見てみる
コレ!
今でも、コントなんかでは西洋人のマネをするときに付け鼻をしますが
当時の日本人にとっても、その鼻の高さは強烈に印象に残ったのだろう
ちなみに、「テルマエロマエ」では「平たい顔の民族」なんて言われている日本人
西洋人(大雑把にコーカソイド)と比較して顔に起伏が少ないのは北方モンゴロイド
別名 寒冷地対応モンゴロイド つまり、顔に起伏が無い方が気温が低く冷たい風にあたっても
凍傷になりにくく進化したモンゴロイドであるからだ
その対の関係にある南方系モンゴロイド。俗にいう「ソース顔」ってのもいる
頭髪がちぢれているケースが北方系より多いが、それは強い日差しが頭皮に直接当たらないように進化したとされている
というわけで、話しを戻す
漂着した西洋人が、前述した宣教師と同じ理由で山に籠っていた
白人って日に焼けると赤っぽくなりますよね
その結果
コレになった!
民俗学的に、カッパも天狗もその由来、文化的ルーツ等が解明されているのかもしれませんが、自分は
この説を激推しです!