【マスターのおすすめレゲエ名盤 Vol.6】Bob Marley & the Wailers『Catch a Fire』|世界を変えたウェイラーズ国際デビュー作

マスターのおすすめレゲエ名盤 Vol.6

Bob Marley & the Wailers『Catch a Fire』~世界に火をつけた一枚~

こんばんは。BAR UNITYのマスターです。Vol.6は、避けて通れないこの一枚。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが1973年にアイランド・レコードから世界に向けて放った、国際デビュー作『Catch a Fire』です。

それまでジャマイカ国内向けだったウェイラーズのサウンドに、プロデューサーのクリス・ブラックウェルがロックのエッセンスを加えてミックスし直したことで、海外のリスナーにも届く音になったと言われています。実はこのアルバム、ロンドンでのツアー中に資金が尽きてしまったウェイラーズを、ブラックウェルが「制作費とジャマイカへの帰りの旅費を前貸しする」という形で救ったことから生まれたんです。ローリング・ストーン誌の「歴代最高のアルバム500選」では126位にランクインしていて、ボブ・マーリーの作品の中でも屈指の評価を受けている一枚です。

賛否はあるみたいですが、結果的にこの一枚がレゲエを世界的なジャンルに押し上げるきっかけになったのは間違いないです。実は初回のジッポ型ジャケットは初回プレスの2万枚限定という貴重なもので、それ以降の増産分は現在よく見るマーリーの横顔のジャケットに差し替えられています。それを知ると、また違った角度でこのアルバムを楽しめると思います。

今日のおすすめは「Concrete Jungle」|Catch a Fireの聴きどころ

Bob Marley and the Wailers Catch a Fire アルバムジャケット

アルバム1曲目の「Concrete Jungle」。都会のコンクリートジャングルに閉じ込められたような感覚を歌った曲で、いきなりこの曲から始まるアルバム構成が見事だと思います。ギタリストのウェイン・パーキンスによる、それまでのレゲエにはなかったロック的なギターソロも、この曲の大きな聴きどころです。

ボブ・マーリーの数あるアルバムの中でも、これは本当に欠かせない一枚だと思ってます。世界に向けて本格的に打って出た最初の一枚というだけあって、レゲエの歴史を語る上でも外せない存在です。レゲエを聴くなら、マストチェックな一枚ですね。

ピーター・トッシュとボブ・マーリーの声が絡み合うところも聴きどころです。

もう一曲挙げるなら「Stir It Up」。こちらはボブ・マーリーらしい、ゆったりとしたラブソングで、Concrete Jungleとは対照的な柔らかさが魅力です。硬派な曲と優しい曲、両方の顔を持っているのが、このアルバムの奥深いところだと思います。

ジッポ型ジャケットも有名です

初回プレスのジャケットが、実際に開くジッポライターの形をしていたことでも有名なアルバムです。ヒンジ部分まで再現された本格的な仕掛けで、レコードを取り出すたびにライターの蓋を開けるような感覚が楽しめる、当時としては相当手の込んだデザインでした。今ではコレクターズアイテムになってますが、音楽そのものも今聴いても色褪せません。

レゲエ入門として、最初の一枚に選ぶ人がとても多いアルバムです。

BAR UNITYで音楽を楽しみませんか?

今夜もこういう歴史的な一枚をカウンターで流してます。レゲエの入口を探してる方、ぜひ話しかけてください。僕自身、レゲエにハマったきっかけの一枚でもあります。あのジャケットを初めて見たとき「なんだこれは!」と衝撃を受けたのを、今でも覚えています。

このアルバムのミックスを担当したのはクリス・ブラックウェル自身。彼はロックのプロデュース経験も豊富だったことから、パーカッションを控えめにし、代わりにギターとキーボードを前面に押し出すという大胆なアレンジを施しました。ジャマイカ盤の元々のミックスと、この国際盤を聴き比べてみると、同じ演奏でもここまで印象が変わるのかと驚かされます。

ウェイラーズというグループ名がクレジットされた最後から2番目の作品でもあり、ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーという3人が揃って歌う姿を聴ける貴重な記録という意味でも、レゲエ史における特別な位置づけを持つ一枚です。

ジャケットも実は2種類あって、国際盤ではジッポ型の仕掛けジャケットが有名ですが、ジャマイカ本国盤はもっとシンプルなデザインでした。同じ音楽でも、届け方ひとつでここまで印象が変わるというのも、レコードというメディアの面白さだと思います。

このアルバムを聴くたびに、「音楽が世界を渡っていく瞬間」というものを感じます。ジャマイカという小さな島の中だけで鳴っていた音楽が、プロデューサーとの出会いや、少しの音作りの工夫によって、世界中の人の心に届く音楽へと生まれ変わっていく。BAR UNITYのカウンターでこの一枚を流すたびに、その最初の一歩を踏み出した瞬間に立ち会っているような気持ちになります。

この曲、BAR UNITYで流しています

『Catch a Fire』は、BAR UNITYの店内でもよくかかる一枚です。レゲエ入門にぴったりのこの音を、ぜひ栄町のカウンターで聴きに来てください。

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Good music. Good drinks. Good vibes.

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▶️ YouTubeで聴く:YouTubeで聴く:Bob Marley & The Wailers – Concrete Jungle

🎧 Spotifyで聴く:Catch A Fire – Bob Marley & The Wailers


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