こんにちは、BAR UNITYマスターのケイイチです。
今回紹介する一枚は、ジャマイカン・ルーツ・レゲエを語る上で絶対に外せない名盤。
Max Romeo
『War Ina Babylon』
1976年にリリースされたこのアルバムは、レゲエが単なるダンスミュージックではなく、人々の生活や社会へのメッセージを伝える音楽だった時代の空気をそのまま閉じ込めたような作品です。
レゲエには「魂」がある
僕がレゲエを好きになった理由の一つは、ただ気持ちいいだけじゃないところ。
もちろんリズムは最高です。
体を揺らすベースライン、ドラムの重さ、独特のグルーヴ。
でも、その奥にはジャマイカの人々の歴史や苦しみ、希望、祈りがある。
『War Ina Babylon』は、まさにそんなレゲエの精神を感じるアルバムです。
リー・ペリーが作り出した異次元のサウンド
このアルバムを語る時、忘れてはいけない人物がいます。
それがリー・“スクラッチ”・ペリー。
彼独特の音作りは、普通のレゲエとは少し違います。
音の隙間、エコー、少し歪んだような空気感。
まるでジャマイカの夜の街角で、遠くから音が聞こえてくるような不思議な世界。
ブラック・アーク・スタジオで生まれたこのサウンドは、後のダブやヒップホップにも大きな影響を与えました。
聴いてほしい曲
One Step Forward
アルバムの幕開けを飾る名曲。
力強いホーン、重たいリズム、そしてMax Romeoの魂のこもった歌。
「一歩前へ進め」
そんなメッセージが、今聴いても胸に響きます。
Chase The Devil
このアルバムを代表する一曲。
独特の雰囲気を持った名曲で、後世のアーティストにも影響を与えた曲です。
初めて聴いた人でも「あ、この曲は普通のレゲエじゃないな」と感じると思います。
War Ina Babylon
アルバムタイトル曲。
当時のジャマイカ社会の緊張感や、人々の不安、そして希望が込められた曲。
ルーツ・レゲエという音楽が、なぜ世界中で愛され続けているのか。
それを感じられる一曲です。
マスターの一言
BAR UNITYでは、レゲエを初めて聴くお客さんにもよく言うんですが、
「レゲエって、ただノリが良い音楽じゃないんだよ」
って。
もちろん楽しく飲んで、体を揺らして楽しむ音楽でもあります。
でも、その奥にあるメッセージや歴史を知ると、もっと深く楽しめる。
『War Ina Babylon』は、そんなレゲエの奥深さを教えてくれる一枚です。
静かな夜。
カウンターでゆっくり飲みながら聴くには最高のアルバムですね。
BAR UNITYの10席のカウンターでも、きっとこの音は似合うと思います。
ぜひ一度、針を落としてみてください。
Album Data
Artist
Max Romeo
Album
War Ina Babylon
Release
1976年
Producer
Lee “Scratch” Perry
Genre
Roots Reggae
おすすめ曲
・One Step Forward
・Chase The Devil
・War Ina Babylon
