【マスターのおすすめレゲエ名盤 Vol.2】Bob Marley & The Wailers『Live!』|レゲエの熱気をそのまま感じられる一枚

Bob Marley & The Wailers『Live!』~レゲエの熱気をそのまま感じられる一枚~

こんばんは。
BAR UNITYのマスターです。

今回の「マスターのこれを聴け」で紹介するのは、ライブアルバムの名盤。

Bob Marley & The Wailers『Live!』

スタジオアルバムももちろん素晴らしいですが、「ボブ・マーリーの本当の魅力はライブにある」と言われることがあります。

その理由が、このアルバムを聴くとよく分かります。

1975年7月、ロンドンのライシアム劇場で2日連続開催されたライブを収録した作品で、会場の熱気や観客の歓声まで伝わってくるような臨場感があります。実はこの2日間、チケットが即完売するほどの人気で、会場に入りきれなかったファンが押し寄せ、一時騒然となったほどだったそうです。収録にはローリング・ストーンズの移動スタジオが使われ、その臨場感がそのままレコードに封じ込められました。当時ボーカルを支えていたI-Threesのメンバーの一人が体調のため参加できなかったにもかかわらず、この夜のパフォーマンスは今なおボブ・マーリー屈指のライブとして語り継がれています。

まるで、その場でライブを体験しているような気分になる一枚です。


今日のおすすめは「No Woman, No Cry」|Live!の聴きどころ

このアルバムで、僕がぜひ聴いてほしいのが**「No Woman, No Cry」**。

ボブ・マーリーを代表する一曲ですが、実は多くの人が親しんでいるのは、このライブバージョンなんです。

イントロが流れた瞬間から、会場全体が一つになる空気。

ボブ・マーリーの歌声に、お客さんの大合唱が重なっていく…。

何度聴いても鳥肌が立ちます。このライブ版「No Woman, No Cry」は、後にボブ・マーリーにとって最初のヒットシングルとなり、ローリング・ストーン誌の「歴史的に偉大な曲」にも選ばれた、まさに伝説の一曲なんです。歌詞に描かれているのは、貧しくとも支え合いながら生きる人々への深い愛情。スタジオ版とはまた違う、その場にいる誰もが主人公になれるような一体感が、このライブバージョンには宿っています。

スタジオ録音にはない、人と音楽が一体になる瞬間が、この一曲には詰まっています。


レコードだからこそ伝わる空気感

レコードに針を落として、このアルバムを流す。

少しボリュームを上げると、ライブ会場の空気が店の中に広がるような感覚になります。

BAR UNITYでも、お客様とレゲエの話で盛り上がる夜には、こんなライブアルバムを流したくなります。

音楽は、ただ聴くだけではなく、その場の雰囲気まで変えてくれる力があります。特にこのアルバムは、観客の手拍子や歓声までがそのまま音の一部になっていて、レコードに針を落とすたびに、まるでライシアムの客席に自分もいるような気分にさせてくれるんです。

このアルバムは、そのことを改めて感じさせてくれる一枚です。


マスターからひと言

もし「ボブ・マーリーってライブは聴いたことがないな」という方がいたら、ぜひこの『Live!』から聴いてみてください。

レゲエのリズムはもちろんですが、お客さんと一緒に音楽を作り上げていくライブならではの魅力を感じられると思います。

そして、お酒を片手にゆっくり音楽を楽しむ夜も、悪くありません。僕自身、初めてこのライブ盤を聴いたときは、スタジオ録音とはまったく違うエネルギーに驚かされました。「レゲエってこんなに人を熱くさせるんだ」と、レゲエの見方が変わった一枚でもあります。

BAR UNITYでは、そんな時間を皆さんと一緒に過ごせたら嬉しいです。

それでは、また次回の**「マスターのこれを聴け」**でお会いしましょう。

One Love.

 

忘れてはいけないのが、このライブでコーラスを務めたI-Threesの存在。マーシャ・グリフィス、リタ・マーリー、ジュディ・モワットという豪華な3人組ですが、実はこの夜、マーシャが体調不良で参加できなかったそう。それでも残る2人と男性コーラス隊で見事に穴を埋めきったというのも、この夜のバンドの底力を物語っています。ロンドンという異国の地で、これほどまでの熱狂を生み出したというのは、ボブ・マーリーとウェイラーズがまさに世界的な存在へと駆け上がっていく、その瞬間を切り取った記録でもあるんだと思います。

このライブアルバムがきっかけで、ボブ・マーリーはようやくアメリカでも本格的に名前が知られるようになったと言われています。スタジオ盤の『Exodus』が「聴かせるボブ・マーリー」なら、この『Live!』は「体感するボブ・マーリー」。どちらも同じアーティストの作品とは思えないほど、違う魅力を放っているのが面白いところです。

この曲、BAR UNITYで流しています

『Live!』は、BAR UNITYの店内でもたびたびかかる一枚です。特に週末、お店が賑わってくる時間帯には、この臨場感あふれるライブ音源がぴったりなんです。皆さんもぜひ、栄町のカウンターでこの熱気を体感しに来てください。

📍 アクセス・営業時間はこちら

YouTubeで聴く:Bob Marley – No Woman No Cry (Live At The Lyceum 1975)

Spotifyで聴く:Bob Marley – No Woman No Cry (Live At The Lyceum 1975)


◀️ Vol.1:Bob Marley & The Wailers『Exodus』 | 全巻インデックス | Vol.3:Max Romeo『War Ina Babylon』 ▶️

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